病気のリスクが高いバス運転士

みなさんは健康を意識しているだろうか?

私自身は生活習慣病を患っているので
あまり偉そうなことはいえないのだが、
今回は運転士の健康問題に着目した。

ある日、観光バスが乗用車と正面衝突し
運転士が死亡した事故が発生した。

どうやら運転士が運転中に
病死したことが原因と言われた事故。

点呼場や休憩室でも…

「高齢だからかな?」

「運転士って病気になりやすいの?」

「基準が厳しくなるんじゃない?」

「他に死傷者がいなかったのが不幸中の幸い」

「雪道で速度が出ていなかったから…」

など、この事故の話題で持ちきりになった。

ただ、運転士の中でも認識が薄いのだが、
実は、バス・タクシー・トラックの運転士は
病死のリスクが比較的高い。

『平成27年度、過労死等の労災補償状況』
と言う厚労省の統計によると、
脳・心臓疾患に関する労災の申請は795件で
内「自動車運転従事者」が153件と最多。

一方、

『乗務員の健康に起因する事故について』
と言う国交省の資料によると、
バス・タクシー・トラックの運転士が
起こした事故の内、脳や心臓疾患に関する
事故の割合は全体の55%と最も多い。

つまり、

脳梗塞・くも膜下出血などの「脳疾患」と
狭心症・心筋梗塞などの「心血管疾患」による
事故が非常に多いわけだ。

では、なぜ運転士はリスクが高いのか?

「座りっぱなしだから」

「長時間労働だから」

「体を動かさないから」

「生活が不規則だから」

「運転中のストレスが大きいから」

正直、調べなくてもなんとなく
わかるような気がするが、
このような原因が挙げられており、
背景には、高脂血症・高血圧症・痛風などの
生活習慣病が関わっているとされている。

これらに加え、残業が80時間を超えると
労災リスクが非常に高くなるそうなので、
生活習慣病を患っていて、
残業が80時間を超えているような方は
特に注意した方がいいかもしれない。

ただ、普段から生活習慣病に注意することは
運転士として必要なのかもしれないが、
もともと不規則な仕事であることを考えたとき

「長時間残業があたりまえの行路編成」
「残業をしないとまとまった給料にならない」

と言った体質を改善することも
事業者として大切ではないかと思う。

プロフィール

長年勤めたウェディング業界から路線バス運転士に転職したアラフォーの「こーくん」。メルマガのバックナンバーを公開しています。
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