休日出勤をして、まともな給料になる!?

1年365日運行している路線バス。

絶え間なく運行しているが、
運転士にも”休日”が必要である。

しかし、サラリーマンのように

「毎週、土日休み!」

と言うわけにはいかない。

では、運転士はいつ休んでいるのだろう?

実は、私の営業所ではサラリーマンとは
異なり『4勤2休』と言う聞きなれない
スタイルが採用されている。

これは「4日間勤務して2日間休む」
と言う意味で、

「月から木まで勤務して金土は休み、
休み明けは水まで勤務して木金は休み」

と言った具合である。

もちろん、勤怠に関する部分は
事業者によって異なるため、
「4勤1休」「5勤2休」「5勤1休」
と言ったスタイルも存在する。

さて、4勤2休と聞いて…

「4日間勤務して休みっていいなー」

と思われた方も多いだろう。

実際、私も運転士になった当初は
同じことを考えたのだが、
現状はそこまで甘くはない。

まず、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始
ハッピーマンデーなどと言った長期休暇は
関係なく1年通して4勤2休である。

更に、バス業界は慢性的な人材難から
休日出勤が当たり前の状況になっている。

4勤2休となっていても2休が削られ
“10連勤”となることも多い。

(現状、10連勤は違法ではないが、
10日目ともなると疲労困ぱいである)

そのため、4勤2休で1年過ごした場合、
年間休日は122日程でサラリーマンと
ほとんど変わらないのだが、

「蓋を開ければ年間休日100日以下…」

と言うこともざらにあるわけだ。

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  下落する運転士の年収
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しかし…

「休日出勤はしません!」

と強気になれない事情もある。

それが『給料』だ!

国交省によると50歳代における
運転士の平均年収は、
2001年に619万円あったものが、
2013年には488万円まで下落したそうだ。

これは2000年の規制緩和による
新規事業者参入による過当競争が
背景にあるのは言うまでもない。

●事業者は経費削減のため、
低賃金や長時間労働を運転士に強いる。

●運転士は下がった給料を確保するために
休日出勤や長時間労働を受容する。

規制緩和によってこのような悪しき風潮が
業界内に生まれてしまったわけである。

『休日出勤せずまともな給料がもらえる』

本来、これが”健全な状態”だと思うが、

『休日出勤をして、まともな給料になる』

運転士を続けていると、
ついこのように感覚がマヒしまう。

余談だが、休日出勤を断ると
希望の年収どころか上層部から忌避されて
しまうのが正直なところである。

果たして運転士の待遇が
改善される日は来るのだろうか?

プロフィール

長年勤めたウェディング業界から路線バス運転士に転職したアラフォーの「こーくん」。メルマガのバックナンバーを公開しています。
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